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戦後、父に関する資料を集めてきた八重嶋勲さん=岩手県紫波町内の自宅で、日向米華撮影
シベリア抑留者を乗せた最後の引き揚げ船「興安丸」が、ロシア極東のナホトカを出港し京都府舞鶴市の舞鶴港に到着してから26日で65年。岩手県紫波町の八重嶋勲さん(83)の父義雄さんも帰還するためにナホトカの地に入ったが、建設作業中の事故が原因で乗船を目前に命を落とした。勲さんは「船に乗れたら一晩ほどで日本にたどり着いた。父も古里へ帰ってきたかっただろうに」と亡き父の無念に思いをはせる。【日向米華】「赤い光、忘れぬ」張本勲さんの姉、広島で初証言「リンゴ食べ 全文
毎日新聞 12月26日 10時24分