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 テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」のコメンテーターで同局社員の玉川徹氏が26日、同番組に出演し、新型コロナワクチンの3回目接種の条件が、2回目接種後、8か月から前倒しされない問題について言及した。

「感染がなぜ収まってきたのかは近頃、やはりワクチンの効果じゃないかという言説が増えてきてます。特に活動が活発な人達の接種が一気に進んだことで感染の広がりが止められたんじゃないか。そうすると心配になってきたのが、早い段階で打った人達のワクチンの効果が落ちてきていること」と指摘。

 そのうえで「3回目の接種を前倒しするかでいえば、日経新聞によると、ドイツだと(2回目の接種から)最短5か月にしようとしている。フランスも6か月だったのを5か月にしようとしている。韓国も4か月にしようとしている。主要国は早くやりましょうという方向になっている一方で、読売新聞によると、日本は原則8か月を6か月にするのは厳しく限定すると。他の国がどんどん前倒ししようとするところで、日本はむしろ6か月にすることすらものすごい限定しようとしている。理屈的にまったくわからない」と批判した。

 東京へのGoToトラベル実施について政府が来年2月からを検討し、東京都が飲食店の人数制限について1テーブル4人以内としていたのを、来年元日から8人以内に緩和する。

 玉川氏はこれにも「一方でワクチンの効果が下がってきているんだったら、もっと事前に簡単に検査をして感染していない状況を確かめて宴会とかをやる方向をもっと強化するかというとそっちも強化しない。一応、無料検査を増やすとは言っているけど、だから僕はここまできてもまた後手を踏む可能性があると思う。予想できることは前もって回避した方がいい」と訴えた。

 玉川氏は24日の同番組で、6か月にならない背景として「今までの取材を踏まえて考えてみると、厚労省が一度8か月と決めたから(変えられないの)だと思う。そういうバカなことはやめましょうよ」と厚労省などに注文をつけていた。