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 【シドニー共同】オーストラリアのモリソン首相は26日、温室効果ガス排出量を2050年までに実質ゼロにする新たな目標を発表した。電力の大半を石炭火力に頼り、自動車の利用者も多いオーストラリアは1人当たりの排出量が米国を上回り、先進国で最も多い。国際圧力が強まり、主要国の目標に追随した。

 15年に策定した「30年までに05年比で26~28%削減する」との目標は見直さなかった。今月末に英国で開幕する国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)でモリソン氏が表明する。