もっと詳しく

 菅義偉(すが・よしひで)首相は26日、広島への原爆投下直後に降った「黒い雨」をめぐる訴訟で、1審に続き原告全員に被爆者健康手帳を交付するよう命じた広島高裁判決について「84人の原告については被爆者援護法の理念に立ち返る中で救済すべきだと考えた。上告はしないこととした」と述べた。官邸で記者団の質問に答えた。首相は同日午後5時から広島県の湯崎英彦知事、広島市の松井一実市長と官邸で面会し、意向を伝える。