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東京オリンピックに出場した競泳の池江璃花子選手が25日夜、神宮球場で行われたプロ野球、ヤクルト対中日の試合で初めて始球式を行いました。

池江選手は誕生日の7月4日にちなんで背番号「74」のユニフォーム姿で、緊張した表情で神宮球場のマウンドに上がりました。

そして、同じ平成12年生まれで雑誌の企画で対談したことのあるヤクルトの村上宗隆選手からボールを受け取り、セットポジションから力強く腕を振って始球式を行いました。

ボールはノーバウンドでキャッチャーミットに収まり、球場の観客からは大きな拍手がおくられていました。

白血病の治療を経て東京オリンピック出場を果たした池江選手は、始球式の前に自身のツイッターで「移植から、きょうで2年。この時のことを忘れちゃうくらい元気だけど、無理せずゆっくり進みます。そんな記念すべき日に始球式です。頑張ります!」と意気込みを投稿していました。

始球式を終えた池江選手は「脚ががくがくするくらいすごく緊張したが、マウンドに立つと景色がいいなと思った。筋肉痛になるまで投げる練習をしてきたのでノーバウンドで投げられてすごくうれしかった。ストライクゾーンに入っていれば、10点満点だったので、また機会をいただけたら次はストライクを投げたい」と話していました。