大相撲秋場所14日目、単独トップの横綱 照ノ富士が大関 貴景勝に上手投げで勝って2敗を守りました。26日の千秋楽で、先に土俵に上がる3敗の平幕 妙義龍が敗れるか、結びの一番で照ノ富士が勝てば照ノ富士の2場所ぶり5回目の優勝が決まります。
中入り後の勝敗です。
▽琴恵光に徳勝龍は徳勝龍がはたき込み。
▽千代の国に碧山は碧山につき手があって千代の国が勝ちました。
▽翔猿に一山本は翔猿が押し倒し。
▽剣翔に志摩ノ海は志摩ノ海が寄り切り。
▽照強に千代ノ皇は照強が掛け投げ。
▽魁聖に宇良は宇良が足取りで勝ちました。
▽英乃海に千代翔馬は千代翔馬が上手投げ。
英乃海は負け越しました。
▽宝富士に輝は宝富士が突き落とし。
輝は負け越しです。
▽千代丸に玉鷲は千代丸が引き落としで勝ち越しました。
▽大栄翔に豊山は大栄翔が押し出し。
▽霧馬山に栃ノ心は霧馬山が外掛けで勝ち越しました。
▽千代大龍に豊昇龍は豊昇龍がとったり。
▽隆の勝に若隆景は若隆景がはたき込みで勝ち越しです。
▽小結・逸ノ城に遠藤は逸ノ城が突き落としで勝ち越しました。
遠藤は4敗に後退です。
▽隠岐の海に関脇 御嶽海は隠岐の海が下手投げ。
▽関脇 明生に阿武咲は明生がはたき込み。
阿武咲は4敗に後退しました。
▽妙義龍に大関 正代は妙義龍が寄り切りで3敗を守りました。
▽ただ1人2敗の横綱 照ノ富士に大関 貴景勝は、照ノ富士が上手投げで勝ちました。
秋場所は26日の千秋楽で、先に土俵に上がり新関脇・明生と対戦する妙義龍が敗れるか、結びの一番で照ノ富士が勝てば、照ノ富士の2場所ぶり5回目の優勝が決まります。
また、「本割」で妙義龍が勝って照ノ富士が敗れれば、優勝決定戦にもつれ込みます。
各力士の談話
前頭16枚目で勝ち越した千代丸は「あとがなかったので、きょう勝ち越したいというのはあった。一番でも多く勝って少しでも上に上がりたいのであしたまで集中して頑張りたい」と気を引き締めていました。
霧馬山も連敗を3で止めて勝ち越しを決め「連敗で結構つらかったですが、きょう勝ってよかったです。あした最後なので思い切り相撲取っていきたい」とうれしそうでした。
同じく勝ち越しを決めた若隆景は「あしたがあるので、しっかり集中して、1日一番取りきる」と千秋楽を見据えました。
阿武咲は4敗となり「ついていけなかった自分が悪い。頭には完全になかった。自分が強かったら、残っているので、1から頑張るだけです。前に出る相撲を取りきりたい」と潔く話していました。
関脇・御嶽海に勝って11場所ぶりのふた桁白星をあげた隠岐の海は「最後悪ければ意味がないので振り返るよりもあしたを集中してやりたい」とあくまで冷静でした。
大関・正代に勝って3敗を守った妙義龍は「相手は大関だから思い切っていくのは当たり前で大関戦を組んでくれたことに感謝してやりました。自分のやってきたことを信じて土俵に上がりました」と話し、優勝争いについては「初めてのことなのでどうこうはないですが気分よくあしたも場所に入りたい」と話していました。
敗れた正代は「うまく取られましたね。ここ最近、連敗していた相手だったので、いいイメージは持っていなかった。きょうの相撲は1番出してはいけない相撲」と反省していました。
貴景勝は、横綱・照ノ富士に敗れて6敗となり「またあしたあるので。集中して。15日間同じ気持ちでやる」と話していました。