この数か月、キウイフルーツにありもしないソラレンが多く含まれる、という誤った情報の発信元を探してきましたが、ついに解明できました。
すでに非をお認めいただき、公式ホームページで「お詫びと訂正」を掲出いただくという、丁寧なご対応をいただきましたので、あえて出版社名や著書名をテキストで記載はいたしません。2011年11月11日に出版された某書籍に、「キウイには”ソラレ ン”という物質が含まれていて」と記載されていました。これがすべての悲劇の始まりだったと思われます。(もしも上記ホ-ムページの記載が消えている場合は、Wayback machine様のアーカイブサービスをご確認ください。)
これでこの事実無根の誤情報が発生した不可解な原因がわかりました。誤りをお認めいただき、キウイフルーツにかけられた濡れ衣が晴れて、ある意味すっきりしました。
先日機会をいただきましたメディアセミナーで、この事実をメディア関係の皆さまに紹介させていただきました。正しい情報を拡散させていただきたいと願っていました。しかし、「キウイフルーツにソラレンが含まれているというのは間違いだった」という情報だけでは面白いネット記事やテレビ番組にすることが、なかなか難しいようです。
そのため、数百のサイトに拡散した誤情報を一掃するには、まだまだ努力が必要だと思われます。長い長い道のりに気が遠くなりますが、一歩一歩進めて行くしかないのでしょう。その第一弾として、まずは、『「果物や野菜に含まれるソラレンの量はどのくらい?」にお答えします』というページを作成しました。次はYouTubeに動画を投稿しようと思います。しかし、面白みのない動画だと影響力が小さいでしょうから、なかなか企画が進みません。情報を正確に伝えるのは得意ですが、面白く伝えるのは苦手分野です。
何かのきっかけで潮目が変わると良いのですが・・・・・。