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 円の対ドル相場では、円資産の金利からインフレ率を差し引いた実質金利がドルの実質金利を上回るのは円高要因だが、逆に円安に振れる傾向が強くなっている。折悪く、石油価格の高騰と重なり、家計や企業の負担が余計にかさむ。「悪い円安」が進行する。