ANCとワイヤレス充電に対応しながら5,000円台とコスパに優れた「EarFun Free Pro」の後継モデル「EarFun Free Pro 2」が登場!
「EarFun Free Pro」では28dB低減と高くなかったANC性能が40dB低減と大幅にアップしたことで期待大!
ということで、この記事ではANC性能が大きく向上した「EarFun Free Pro 2」の音質やANC性能をレビューしていきます。
「EarFun」のうどん型ANC対応モデルが気になる場合は「EarFun Air Pro」や「EarFun Air Pro 2」をご覧くださいませ!
実際に使ってレビューしたモデルの中から抽出しています。
サンプル提供:EarFun
「EarFun Free Pro 2」の概要
「EarFun Free Pro 2」は、ANCとワイヤレス充電を低価格で実現した「EarFun Free Pro」の後継モデル。
カタログスペック的には大きな進化はないものの、イヤホン本体や充電ケース質感や音質の向上に加え左右同時伝送対応などブラッシュアップしています。
特に進化しているのはANCで、従来28dB低減と抑えめだった部分がスペック的にも40dB低減になり体感的にも実感できるので「EarFun Free Pro」より音楽に没頭することが可能です。
- 最大40db低減のANC
- 10分で2時間の急速充電対応
- ワイヤレス(Qi)充電対応
「EarFun Free Pro第2世代」のスペック
商品名 | EarFun Free Pro 2 |
連続再生時間 | 最大6時間/5時間(ANCモード) |
ケース込再生時間 | 最大30時間 |
急速充電 | 10分の充電で2時間再生 |
Bluetooth | Bluetooth5.2 |
コーデック | AAC/SBC |
ドライバ | 6mm/ダイナミックドライバー |
タイプ | カナル型 |
左右同時伝送 | 対応(MCSync) |
ノイズキャンセリング | 対応(40dB) |
外音取り込み | 対応 |
通話ノイズキャンセリング | 対応/6マイク |
マルチペアリング | 対応 |
マルチポイント接続 | 非対応 |
インターフェイス | USB/TypeC |
防水性能 | IPX5 |
操作 | タッチセンサー |
連携アプリ/イコライザ | 非対応 |
ワイヤレス充電 | 対応 |
チップセット | Airoha AB1562A |
バッテリー容量 | イヤホン35m×2/Ahケース420mAh |
重量 | 約38g(充電ケース込み) |
カラー | ブラック |
その他機能 | 片耳モード/低遅延モード |
販売先 | Amazon |
5,000~10,000円のレンジの完全ワイヤレスイヤホンの中ではコンパニオンアプリを除きほぼ全部入りといえるスペックです。
ワイヤレス充電や左右同時伝送にもしっかり対応しているので、使用感的にも不満を感じることは少ないでしょう。
特に全モデル非対応だった左右同時伝送の対応しているので通信の安定感に期待できます。
「EarFun Free Pro 2」のデザインチェック
まずは、「EarFun Free Pro」から質感が向上し小型化した「EarFun Free Pro 2」のデザインをチェックしていきましょう。
化粧箱
化粧箱のデザインは「EarFun Free Pro」から変わらずシンプルなデザイン。
化粧箱の形状は厚めのフタミ式を採用し同梱物の黒基調の箱に収納してあるので、高級感があります。
同梱物
「EarFun Free Pro 2」の同梱物は以下の通り。
- イヤホン本体×1
- 充電ケース×1
- イヤーピース×4
- USB/TypeA-TypeC充電ケーブル×1
- 多言語説明書×1
- クリーニング棒
- サポートカード×1
「EarFun Free Pro 2」ではイヤホン本体を掃除するクリーニング棒が同梱されています。
完全ワイヤレスイヤホンは耳に密着して使うことから意外と汚れやすいので心遣いがGood!
本体
「EarFun Free Pro」で光沢のあったタッチセンサー部分の「EarFun」の部分は充電ケースと同じ配色の一体感がアップ!
つなぎ目がなくなったことで前モデルよりシンプルで高級感がアップしています。
背面はR/L彫られているので視認性も高く迷わず使うことができます。
ただ、耳の形状に合わせた形状ではありません。
イヤーピース
同梱されるイヤーピースは本体付属のものも含めて4種類。
厚みのや柔らかさのバランスが取れているので万人向けです。
また、イヤーピース専用のケースに入っているため保存性も優れています。
イアーウィングはフック付きが本体付属のものも含めて2種類。
フック無しが1種類。
そんなに固くなく疲れにくいので安定感が増すフック付きがおすすめです。
充電ケース
「EarFun Free Pro 2」の充電ケースは四隅だけでなく表面部分も曲線になっているのでハイレベルなデザイン性です。
また、アルミをアルマイト処理したような質感で高級感があります。
充電ケースの内側もスペースがしっかり確保されているので入れるのも取り出すのも快適に利用できます。
LEDランプ
「EarFun Free Pro 2」のLEDランプはペアリング中は青に点滅します。
輝度も高く淡い青色なので見た目も文句なし!
また、リセット時は青と白交互に点滅します。
充電ケースのLEDは本体正面で視認性抜群。
充電は背面のUSB/TypeCとワイヤレス充電に対応していて、残量に応じで以下のように点滅します。
- 3秒間点灯:30%以上
- 3回点灯:30%未満
- 1回点灯:10%未満
- 消灯:5%未満
また、充電中はゆっくり点滅し、充電が完了するとずっと点灯しています。
重量
「EarFun Free Pro 2」の重量は実測値で、
- イヤホン本体:9g
- 充電ケース:30g
- 合計:36g
と完全ワイヤレスイヤホンの中でもトップクラスに軽量です。
既に軽量だった前モデル「EarFun Free Pro」より更に軽量化しているのはさすが!
「EarFun Free Pro 2」の設定と使い方
続いて、「EarFun Free Pro 2」のペアリング方法とタッチセンサーを用いた音楽や通話関連のコマンドを解説していきます。
ペアリング方法
「EarFun Free Pro 2」は、充電ケースを開くとペアリングモードに入ります。
青の点滅を確認したら、スマホで設定しましょう。
また、イヤホン本体のペアリングをリセットする場合は、充電ケース戻した状態で10秒ほど両耳のタッチセンサーをタッチすることでリセットされます。
Bluetoothのペアリングや接続できない時の解決方法を徹底解説!!
Androidのペアリング手順
Androidスマホから以下の手順でペアリングをお試しくださいませ。
- 充電ケースを開く
- [設定]を開く
- [Bluetooth]を選択
- [新しいデバイスとペア設定]を選択
- [「EarFun Free Pro 2」]を選択
- [ペア設定をする]を選択
iPhoneのペリング手順
iPhoneなどのiOSデバイスで「EarFun Free Pro 2」をペアリングする場合は以下の手順です。
- 充電ケースを開く
- 本体[設定]
- [Bluetooth]をON
- [その他のデバイス]を選択
- [「EarFun Air Pro 2」]を選択
- [ペア設定をする]を選択
操作方法
「EarFun Free Pro 2」は「EarFun」の部分がタッチセンサーです。
感度もほどよく癖がないので、コマンドさえ覚えれば快適に利用ができます。
ノイズキャンセリングと外音取込の操作一覧
ANC/外音取込の切り替え/ノーマル | 左イヤホンを2秒長押し |
「EarFun Free Pro 2」はANCが初期モードになっているので外音取り込みやノーマルの切り替える場合は左イヤホンを2秒以上長押しましょう。
また、充電ケースに戻しても最後に利用したモードを記憶してくれているので、毎回切り替える必要はありません。
音楽再生関連の操作一覧
音楽を再生 / 一時停止 | 左右どちらかを2回タッチ |
次の曲へ | 右イヤホンを3回タッチ |
低遅延モード | 左イヤホンを3回タッチ |
音量を上げる | 右イヤホンを1回タッチ |
音量を下げる | 左イヤホンを1回タッチ |
通常曲戻りのコマンドに低遅延モードが入っているため、曲戻りが使えないのが残念。
個人的には音量調整をなくしてでも曲戻りは入れてほしい所です。
通話や電源関連の操作一覧
電話に出る/切る | 左右どちらかを2回タッチ |
着信を拒否する | 左右どちらか2秒ロングタッチ |
通話切り替え | 左右どちらかを3回タッチ |
音声アシスタント | 右側を2回秒ロングタッチ |
通話関係は左右の区別なく利用できるので着信時にとっさの対応でも迷わず利用することができます。
「EarFun Free Pro 2」の音質
「EarFun Free Pro 2」は、中低音が強めの迫力のある音質です。
中音域が強めに表現されるため、ボーカルが聴き取りやすくドラムやベースなどの楽器が強調されることで迫力のある音質が楽しめます。
また、「EarFun Free Pro」より低音域が強くなっているにも関わらず音場が広く解像感も上がっているため迫力が増しつつバランス良く仕上がっています。
とはいえ、高音域の表現は弱めなため、クラシックなどとは相性が悪い印象です。
- 中低音域が強い迫力のある特性
- 音場や解像感は標準的
- 高音域の表現は弱い印象
ノイズキャンセリング
「EarFun Free Pro 2」が最も進化したポイントがノイズキャンセリング。
スペック的にも「EarFun Free Pro」の28db低減から40db低減へアップしています。
実際利用してみるとエアコンの送風音なども8割ぐらいカットしてくれているので実用レベル!
トップクラスのANCと比べると一歩及びませんが、ホワイトノイズもないので同価格帯では上位の性能といえるでしょう。
- ANC性能は中の上レベル
- 送風音など低音域を程よくカットしてくれるので実用的に
- ホワイトノイズはほぼなし
外音取り込み
「EarFun Free Pro 2」の外音取り込みは、高音から低音までバランス良く周囲の音を拾ってくれます。
音量はイヤホン無しで聞くより大分大きいので音楽をかけながらでも外部の音を聞き取ることが可能!
ホワイトノイズも少なく同価格帯ではかなり高い完成度といえるでしょう。
- 高音から低音までバランス良く再現
- 音量は大きめ
- ホワイトノイズは少ない
「EarFun Free Pro 2」の使用感
それでは「EarFun Free Pro 2」を使った使用感をまとめていきます。
結論からいうと、尖った部分はないけど価格を含めて高次元でバランスが取れた完全ワイヤレスイヤホン。
音質やANCの性能も良く、ワイヤレス充電や急速充電に対応し、充電ケースの質感も高くサイズが小さいので欠点がほとんどありません。
装着感
「EarFun Free Pro 2」の装着感は比較的高く軽い感じなので疲れも感じにくいです。
また、イヤーウィングもあるので安定感もありランニングなどの利用にも十分耐えられます。
また、フィット感に関しては形状的に耳にフィットする「EarFun Free」に比べると劣ります。
通話音質
歴代「EarFun」完全ワイヤレスイヤホンを利用してきましたが、どれも通話音質は高いです。
その中でも「EarFun Free Pro 2」は「EarFun Air Pro 2」と並びトップの通話音質なので屋内でも屋外でも快適に利用できます。
解像感が高くノイズもカットしてくれるので、仕事でも問題なく利用できるでしょう。
音ズレ
YouTubeやAmazonプライム・ビデオなどの動画視聴では意識しなければ音声とのズレを感じることはほぼありません。
低遅延モード
低遅延モードにすると動画視聴では意識をしてもズレを感じることがほぼありません。
ノーマルモードと低遅延モードを意識して比較すると違いがわかるので、低遅延になっいるので、気になる人は低遅延モードをデフォルトで利用すると良いでしょう。
ただし、低遅延モードは通信距離が短くなるので電車など通信環境が悪い場所では避けた方が無難!
また、遅延などに影響するコーデックについて詳しく知りたい場合は[Bluetoothのコーデックの音質と確認方法を徹底解説!!]をご覧くださいませ。
「EarFun Free Pro 2」と初代の比較
EarFun Free Pro 2 |
EarFun Free Pro
|
|
連続再生時間 | 6時間/5時間 | 7時間/6時間 |
ANC | 対応(40dB) | 対応(28dB) |
左右同時伝送 | 対応 | 非対応 |
スペック的な違いは上記の通り。
「EarFun Free Pro 2」の連続再生時間が1時間ほど短くなっていることを除けばスペック的には上回ります。
また、スペック以外の音質や本体の質感などが向上しているので順当にブラッシュアップしている印象です。
「EarFun Free Pro 2」がおすすめの人
- 7,000円前後で完成度の高い完全ワイヤレスイヤホンを探している
- 「EarFun Free Pro」や「EarFun Free 2」からの乗り換え
- 迫力のある音質が好きな人
- コスパの高いANC対応完全ワイヤレスイヤホンを探している
といった人におすすめです。
ANCの性能も比較的高く、急速充電や完全ワイヤレスイヤホンと相性の良いワイヤレス充電にも対応していて欠点がほとんどないため、10,000円を超えるハイエンドモデルからの乗り換えでなければ不満を感じることはほぼないでしょう。
「EarFun Free Pro 2」レビューのまとめ
- 7,000円台で全部入り
- 低中音域が強い迫力のある音質
- ワイヤレス充電や急速充電に対応
- ANC性能も同価格帯ではトップクラス
と価格と性能のバランスが高いコスパ抜群の完全ワイヤレスイヤホンです。
実際使ってみて感じた欠点は曲戻しががないぐらいなので、迫力のある音質が好きでコスパ重視なら満足度はかなり高いでしょう。
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