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 高砂電気工業と共同で小型人工衛星用スラスター(エンジン)を開発した由紀精密。開発したのは2人の設計チームだった。宇宙工学の門外漢だった2人が、「スラスターって何?」という状況から約2年半で完成にこぎ着けたのだ。少人数、短期間での設計を実現した背景には同社内に蓄積されていた宇宙産業での知見と、社内の設計者たちの協力体制があった。