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 イギリスのジョンソン首相は、アフガニスタンのカブール空港そばでの爆発事件を受け、イギリス人や関係者の退避作戦は継続する方針を明らかにしました。

イギリス ジョンソン首相
 「強調したいのは、退避作戦は継続するということです。作戦は、ほぼ終わりに近づいています」

 ジョンソン首相はカブール空港そばでの自爆テロとみられる爆発事件を受けて緊急の関係閣僚会議を開催して対応を協議しました。

 会議終了後、ジョンソン首相は“退避作戦中が最もテロの危険に晒されるタイミングであることはわかっていた“とした上で、現在行っているイギリス人やイギリスの政府や機関のために働いていたアフガニスタン人の退避作戦については、これまで通り継続できる、との結論に達したと明かにしました。

 一方で、アメリカ軍の撤退期限である31日を過ぎても希望者は出国できるよう、タリバンに対して圧力をかけていく方針を改めて示しました。イギリスの防衛政務次官は、現地時間26日の朝の段階で、空港へのテロ攻撃が起きるとの信頼性が高い情報があり、数時間以内に起きる可能性すらある、との見方を示していました。