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 16日、大阪市で信号待ちをしていた車のドライブレコーダーが、事故の瞬間を捉えた。

 車の中には2人の女性。信号を待っていると、車内が大きく揺れる。何が起こったのだろうか。

【映像】被害者「あかん、いま110番してるから」→運転手が逃亡

 前の車に注目すると、なんとブレーキランプが消え、そのままバック。運転手が衝突に気づいたのか、車は前進し、停車。男が降りてきた。

 男はぶつかった女性の車のフロント部分を確認し「なんもなってない、大丈夫や」と一言。車に傷はついていないと主張した。

 女性が男を呼び止め、警察を呼ぶことを伝えると男は「分かってる。分かってる」と返事。しかし、男はそのまま車に戻り、立ち去っていった。

 被害者の女性は「ナンバープレートが曲がっている。ボンネットの蓋が浮いてしまっているような状態で、中のエンジンが見えている状態。何が大丈夫なんやと」と怒り。傷ついた車は被害者にとって特別なものだった。

「あの車は私の亡くなった母の形見をもらっているんですね。大事に大事に扱ってきた車。悲しいを通り越して、逃げたことに対しての怒りですね」

 被害にあった女性2人は首や腰を打つなど、全治2週間のけがを負った。警察はひき逃げ事件として、逃げた男の行方を追っている。(『ABEMAヒルズ』より)