東京オリンピックを観戦中などに見かけた知らない国旗を、スマートフォンやPCに描くと国名が分かる──こんなWebアプリ「手書き国旗検索」がGitHub上で7月25日に無償公開され、SNSで注目を集めている。
ユーザーが36×25マスの網目上のキャンバスに赤、黄、緑など8色で国旗を描くと、実在する国旗の中から色の配置が似ているものを検索し、似ている順に表示する仕組み。スマホとPCのブラウザで利用でき、絵はそれぞれタッチ操作とマウス操作で描ける。
対応言語は日本語と英語。表示した国名をタップしたりクリックしたりすることで、その国について解説するWikipediaの記事にアクセスすることもできる。26日時点では、地名の国際標準規格「ISO 3166-1」に国名が載っている国のみ表示できる。
開発者はYusuke Endoh(@mametter)さん。2016年のリオデジャネイロオリンピックのとき、同様のサービスをAndroidアプリとしてリリースしたところ、iOS版を望む声が多かったことから、東京五輪を機にWebアプリとして作り直したという。
国旗を描く仕組みにした理由については「カメラで自動認識する方法では、画面が変わると追えないため、手描きしてもらう方法で実装した」としている。26日までのアクセス数は1万以上で、反響次第でさらなる機能改修も検討する方針。