ドコモをかたった巧妙な詐欺メールが届いたとして、発見者が注意を呼びかけています。文中にはドコモのURLが正しく載っているものの、そのリンク先は無関係なフィッシングサイトだというのです。
当該メールを受信した漫画家のうるの拓也(@takuya_uruno)さんに話を聞きました。メールは「本人の利用か確認したい取引があり、dアカウントを一部制限した」といった内容。文章におかしな点は見当たらず、正しいユーザーサイトのURLが記載されていますが、ドコモに登録した覚えのないメールアドレスに届いたため不審に思ったそうです。
そこでドコモの公式サイトを確認すると、まさに「dアカウントの一時的な利用停止と称するフィッシングメール」に関する注意喚起が掲載されていました。うるのさんは念のためドコモのインフォメーションセンターに電話で確認。ドコモからは送信していないことが確認され、当該メールを詐欺と断定できたということです。
事後にあらためて詐欺メールを確認してみると、実はHTMLメールだったと判明。正しいように見えるURLには、まったく違うリンク先が設定されていて、クリックするとdアカウントのログイン画面そっくりの偽サイトに飛ばされると分かりました。うるのさんは「こうした卑劣な詐欺メールに引っかかる人が一人でも減れば」とコメントしています。
なお、ドコモは「『dアカウントのご利用停止に関するお知らせ』は、ドコモの回線契約があるお客さまの場合、メッセージRまたはSMSからのみお送りしています」と公式サイトに記載。ドコモの回線契約がない場合は、「spmodemsgr@wdy.docomo.ne.jp」からメールで送るとしています。
関連記事
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.