今日からお金持ち体質になるために必須の知識
貧乏体質な人は、払わなくていい手数料を払っています。ATMで無駄に手数料を払っていませんか?
この記事では、ATM手数料やクレジットカードの選び方など、お金持ち体質になるために社会人が知っておきたい「お金の常識」をお教えします。
ぜひ、読んだ後に行動に移してみてください。
ATM手数料・振込手数料貧乏を避けるために
休日にATMでお金を引き出して、手数料を払っているという若者は少なくないそうです。自分のお金を引き出すのになぜお金がかかるのか、理不尽とは感じないでしょうか。
急な出費に迫られた場合はともかく、次のような原因が想定されます。
・財布の中身を確認しないで休日に突入した
・休日にどこへ行って何を買うか計画を持っていなかった
・衝動買いをしてお金が足りなくなった
休日はどういう過ごし方をしてどういうことにお金を使いそうか、そしてそのためにはいくらぐらい用意しておく必要があるか、事前に考えて準備しておく必要があります。そしてこれは想像力や計画性の欠如であり、仕事にも影響を与えている可能性があります。
また、ATM手数料に限らず、たとえば毎月の家賃の支払いで他行振り込み手数料を400円以上(年間約5000円)も払っている若者もいるという話を聞きました。
これは単なる怠惰の可能性があります。なぜなら、調べれば振込手数料が月数回程度は無料になる銀行やサービスはたくさんあるからです。
仮に残高が少なくてそのような特典対象を受けられなくても、ネット銀行は振込手数料も割安です。給与の振込口座も、会社指定の場合はやむを得ないとしても、申請して変更してもらえばいいだけです。
「面倒くさい」をどう乗り越えるかがカギです。
クレジットカードや電子マネーを研究しよう
クレジットカードやチャージ型の電子マネーは進化していますが、まだ現金派が多いようで、現金が節約にも有効で安心という考えがあるそうです。
しかし、カードの仕組みを知れば知るほど、現金での買い物がもったいなく思えてきます。
クレジットカードのメリットは、
・多額の現金を持ち歩かなくて済む
・支払いを1カ月待ってくれる(デビットカードは即座に口座から引き落とされます)
・ポイントやマイルが貯まり、それをほかの買い物で使える
・旅行保険や盗難保険、コンシェルジュサービスなどが付帯している
・カード会社が提携している企業の商品・サービスが割引となる
といったところでしょう。
また、Suica、PASMO、楽天Edy、WAON、nanacoに代表されるチャージ型の電子マネーカードも大変な勢いで普及しており、そんな電子マネーのメリットは、
・決済スピードが速い(サインや暗証番号の入力が不要)
・紛失や盗難に遭っても損害はチャージした金額分のみなので安心
・電車やタクシーなど、1枚でマルチに使えて便利
・チャージしたときや使ったときにポイントが貯まるものもある
といった点が挙げられると思います。
特にポイント効果は絶大で、いまや公共料金から家賃まで、多くの商品・サービスをカード1枚で支払うことができますから、日々の生活の中で、半年、1年、10年と積み重なっていくと、けっこうな金額になります。
また、交通系、金融系、流通系、石油系など、自分の生活様式に応じて使い分ければよりメリットは大きくなります。カードを知るとは、企業のマーケティングの研究と自分のライフスタイルの客観視であり、新社会人にとって学ぶ価値があると思います。
なぜ思ったより手取りが少ないのか
社会人になって初めて給料をもらったとき、入社前に聞いていた初任給よりも手取りがぐっと少ないことにがっかりするかもしれません。そこでまず、給料明細の内訳をよく知っておきましょう。
源泉所得税とは何か、自分の税率はいくらか。社会保険料の内訳は何で、それらはどういう制度なのか。12月には年末調整があるけれども、それは何なのか。翌年度からはさらに手取りが減っていて、住民税というものが引かれているが、計算根拠はどうなっているか。
それは日本の社会構造を知るひとつの材料でもあり、保険や確定拠出年金、財形貯蓄や持株会制度などの興味へのきっかけにもなる知識です。
借金の保証人を頼まれたらどうする?
また20代であっても、知り合いから奨学金など借金の保証人を頼まれることもあるでしょう。
気を付けたいことは、借金の保証人になると、債権者は主債務者に督促し、それでも返済がない場合に保証人に督促が来ます。連帯保証人になると、債権者は主債務者に連絡せずとも直接連帯保証人に督促することができます。
いずれの場合も自分が借金したのと同じで、自己破産でもしなければ返済を免れることはできませんから、金額が大きければ自分の人生を破たんさせかねないリスクとなります。
親族の奨学金の連帯保証人などであれば、主債務者の親がワンクッション入っているためそれほどリスクは高くない場合もありますが、単なる生活費や事業資金の借金の保証人になるのは、自分がその借金を引き受ける覚悟が必要です。
「友人だから」「親しい人だから」というのは大きな勘違いで、本当の友人とは、あなたにお金を貸してくれとか保証人になってくれとは絶対に言わない人です。
断りにくい場合は「他人の保証人になってはいけないというのがウチの家訓で、やったら親に勘当される」などと言い訳を駆使して断りましょう。文:午堂 登紀雄(マネーガイド)
(文:午堂 登紀雄(マネーガイド))