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ことし9月にイタリアで開幕する世界3大映画祭の1つ「ベネチア国際映画祭」で革新的な作品を集めた「オリゾンティ部門」に湯浅政明監督のアニメ映画「犬王」がノミネートされました。

ベネチア国際映画祭はカンヌ、ベルリンと並ぶ世界3大映画祭の1つで、日本時間の26日夜、主要な部門のノミネート作品が発表されました。

日本からは若手監督や革新的な作品を集めた「オリゾンティ部門」に湯浅政明監督のアニメ映画「犬王」が選ばれました。

この作品は室町時代に活躍した能楽師、「犬王」の実話をもとに作家の古川日出男さんが書いた小説「平家物語 犬王の巻」が原作で、能楽師の犬王と琵琶法師の友魚が友情で結ばれ、歌と舞で人々を熱狂させていく姿を描いたミュージカル映画です。

キャラクターの原案を漫画家の松本大洋さんが、脚本をドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で知られる野木亜紀子さんが手がけ、声優陣には森山未來さんなどダンサーやミュージシャンが名を連ねています。

ベネチア国際映画祭は現地時間の9月1日から11日まで開かれる予定で、最終日に受賞作品が発表されることになっています。