
長野県王滝村の登山口では、遺族などが安全に山に登るよう登山者に呼びかけました。
この活動は遺族らでつくる会が初めて行ったもので、王滝村の田の原登山口には遺族など10人が集まり「安全第一で登ってください」などと呼びかけながら手作りのキーホルダーを登山者に手渡しました。
キーホルダーには御嶽山の写真とともに「登山前の情報収集」とか「万全な装備」などのメッセージが書かれています。
会では、毎年8月27日から9月27日までの1か月間を「火山の安全登山月間」として定めるよう長野県に要望しているということです。
写真を撮るため登山に訪れたという70代の男性は「火山は自然災害でいつ噴火するか分からないので気をつけたいです」と話していました。
噴火で義理の弟を亡くし、遺族らでつくる会の代表を務めるシャーロック英子さんは「7年たったことで気持ちとして登山者への啓発活動をやっていく段階に移ることができた。今後も草の根運動を展開していきたい」と話していました。