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東京五輪のサーフィン決勝が27日に行われ、男子の五十嵐カノア(23)が銀メダルを獲得した。SNSでは彼の珍しい名前にも大きな注目が集まっている。

今大会から採用された新種目で、五十嵐が日本勢男子では初のメダルを獲得した。台風8号の影響で難しいコンディションのなか、準決勝でプロ最高峰のチャンピオンシップツアー(CT)年間首位のメジナ(ブラジル)破り決勝進出。金メダルが期待されたが、前半から高得点を連発したCT2位のフェヘイラ(ブラジル)に対して五十嵐は後半に大技を狙うも着水できず、初代王者の座を逃した。

SNSには「銀メダルは立派」「胸を張ってください。素晴らしかった!」などと健闘をたたえる声が殺到。なかでもその珍しいカタカナの名前は、ネット民から「五十嵐カノアとか名前かっこよすぎるやろ」「名前かっこいい〜!!クゥー!!」などと強い関心を集めている。

五十嵐は日本人の両親を持ち、米カリフォルニア州で生まれ育った。名前の「カノア」はハワイ語で「自由」を意味する。ツイッターには「五十嵐カノアとかもう名前から表舞台で活躍する感じ」「イケメンを義務付けられた名前。きっちりイケメンですごい」「カノア選手の弟、キアヌっていうのね(キアヌ・リーブス思い出した)」などと、大きな反響が寄せられている。

金メダルを懸けて、台風の影響で荒れる海を果敢に攻める姿に、「名前カッコ良すぎとか思ってたら競技する姿もくっそカッコ良かった」「もう名前がサーファーすぎる」「サーフィンっていう競技やってるってとこまで含めてかっこいい名前」「カノアという名前が許される唯一の日本人じゃない?」などと羨望の声が殺到。なかには「カノアという名前が確実に流行りますな」「今日を境に令和でめっちゃポピュラーな名前になるんじゃなかろうか。意味も響きも全部すき」と新たな“ウェーブ”の到来を予想する人や、すでに「私の娘は五十嵐カノア選手から名前を頂戴して、叶有と名付けました」「サーフィン好きな友人の息子さんが彼の名前をもらってのカノア君なので、意外に身近に感じている」との声も聞かれた。

ほかにも「漫画で出てきそうな名前やな」「名前Vtuberっぽい」との意見や、「『五十嵐カノア』の名前は次のオリンピックまで覚えとこ…さらに成長して金メダル獲るとこみたい」と期待する人も見受けられた。