創刊140年を迎えた岐阜新聞社は27日、記念シンポジウム「つたえる、つながる~地方紙の使命と地方創生」を岐阜市で開催した。
パネルディスカッションで、矢島薫社長は、多様なメディアがある中、地方紙が互いに切磋琢磨することが重要だと指摘。「これからも地方で生きる人に根差し、地方の物差しでニュースを伝えていく」と強調した。
岩手日報社の東根千万億社長・主筆は、力を入れてきた震災報道に関し「経験した教訓を次の災害に生かす思いで続けていく」とした上で、「各地方紙が得意分野を増やし多様性を広げることが、地方紙全体の存在意義を高める」と語った。