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 全長10メートルを超えるクジラの死骸が漂流しているのが7月上旬、神戸市の須磨沖で見つかった。潮流に乗って大阪湾を漂っていたが、航行する船舶の安全確保のため大阪港湾局が回収。こうした死骸は廃棄物として焼却処分されることが多いが、今回の個体は立派な大きさでもあり学術的な価値が高いと判断され、ある方法で有効活用されることになった。「漂流クジラ」はどこに向かうのか。