新型コロナウイルスのワクチン接種が小学生の年代にも広がろうとしています。アメリカの製薬大手ファイザーの新型コロナウイルスワクチンは、現在12歳以上が接種対象となっていますが、FDA=食品医薬品局の専門家の委員会は、2021年10月26日、5歳から11歳の子どもでも「接種の利益はリスクを上回る」とする結論を、賛成多数で可決しました。FDAは近く、接種対象を拡大する許可を出すものと見られます。小学生の年代の子どもたちへのワクチン接種について、どう考えればいいのか。今の状況をまとめるとともに、小児医療とワクチンに詳しい専門家に聞きました。