体操の男子団体総合決勝で、日本は橋本大輝(順大)北園丈琉(徳洲会)萱和磨、谷川航(以上セントラルスポーツ)のメンバー4人で臨み、6種目合計262.397点で銀メダルを獲得した。2連覇はならなかったが、5大会連続の表彰台。ROCが262.500点で6大会ぶりの金メダルに輝き、中国が3位。
予選を1位通過した日本は最初の床運動から安定した演技を続けた。3位で迎えた最終種目の鉄棒で橋本の15.100点などで追い上げたが、わずか0.103点及ばなかった。
予選の得点は決勝に持ち越さず、種目ごとに4人のうち3人が演技し、3人全員の合計得点で争われた。
橋本大輝の話 最後にいい演技をして終わりたいなという気持ちだった。メダルの色なんか気にせずに、自分の今できる演技をしようと決めていた。その結果が最後の着地に決まったのかなと思う。(萱、谷川航、北園の)3人がすごい応援してくれて、感謝を演技で示せたと思う。
北園丈琉の話 いつもと違う緊張感の中で、楽しさもあったけど怖さもあった。すごい雰囲気だった。この銀メダルは一生忘れない。次は金メダルを取るしかないと思っている。
萱和磨の話 この夢の舞台を本当に楽しもうと思った。終わりたくない、夢のような時間を過ごせた。演技自体をやりきることができたので、すがすがしい気持ちもある。悔しさもあるが、チーム日本としてはやるべきことはやった。
谷川航の話 跳馬に関しては助走の途中から記憶が無くて、いつの間にか終わってた。いつの間にかガッツポーズをしていた。楽しかったし、いつもと違う特別な試合だったので、緊張した。