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アラビア語メディア等によると、イラン核協議の第8回ラウンドは本日27日から始まる予定で、今年もあとわずかだが?核協議は一向に進展しないとの関係者の焦りは伝わってくるようですが、今のことろ協議が急速に進展するだろうとの楽観的見通しは余りない模様です
それとは逆に、イランもイスラエル(こちらは協議当時者ではなく、核合意に反対する勢力だが)相手を非難し、万一の際の軍事力行使の意図を仄めかし、そのための準備を着々と進めていると示唆していること累次報告の通りです。

al jazeera net は、イラン原子力関係者が迅速な協議の進展に期待しているとしつつも、「よい合意」が得られることを期待していると語ったと報じています。
問題はこの『良い」というのが曲者で、記事はイランは何よりも米国の制裁解除が前提であるとしています。これに対してイランがいかなる代償を払うつもりか、明らかではありません。
またイランは間接交渉の相手である欧州諸国が、早急に何らかの妥協を出さないことにいら立っているようですが、今のところ欧州諸国はイランに交渉を急ぐように呼びかけるだけで、何らかの具体的な案を出す用意は、少なくとも報道からは読み取れません。
また米イランの直接交渉が必要との声は聴かれますが、米が近い将来これに応じるとの見通しも見えない模様です。
قبل بدء الجولة الثامنة لمحادثات فيينا.. إيران تتمسك برفع العقوبات وأوروبا تدعو لإحراز تقدم سريع | أخبار سياسة | الجزيرة نت (aljazeera.net)
結局今回も本年最後の交渉として、協議は来年に持ち越されることとなりそうですが、イランとイスラエルの対決への時計ばかりが進むということになりそうな年の瀬です。
もっとも、ウクライナ前線に張り付いていたロシア軍のうち1万人が基地に戻るとの報道もあり、その辺おロシアの動きが何らかの良い影響をもたらさないか…・あまり関係はないでしょうかね?