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iRobotは2021年9月9日、ロボット掃除機「Roomba j7+」を発表した。最新のマシンビジョン技術と制御プログラムにより障害物を避けて掃除しながら、ユーザーの好みや間取りに合った掃除の仕方を覚えていく。

Roomba j7+は、新しい画像認識機能「PrecisionVision Navigation」と最新版「iRobot Genius 3.0」を搭載し、リアルタイムで物体を認識する。ルンバが何か障害物を見つけると、写真を撮って「iRobot Home」アプリに転送する。ユーザーは、それを見て、避けるか掃除するか、今後の動作にフィードバックするか、など決められる。これで、ルンバが掃除中にゴミと勘違いしてペットの糞(ふん)や吐しゃ物などを巻き込んでしまう事態が避けられるという。

「sシリーズ」や「i7シリーズ」と同様、スケジュール設定や音声アシスタントにも対応する。アプリとスマートフォンの位置情報を連携させて、外出時に掃除を始め、帰宅時に掃除を止めるように設定したり、スマートマップに部屋や家具の名前を付けて、Google HomeやAlexaから「台所のテーブルの下を掃除して」と、細かく指示できる。

「Pet Owner Official Promise (P.O.O.P.)」サービスも提供し、万が一、ルンバがペットのふんや吐しゃ物を避けられなかった、という切ない事態が起きても、購入から1年以内なら交換できる。

ロボット本体のサイズは、直径約33.4cm、高さ約8.6cm、重さ約3.4kg。価格は、本体のみが649ドル(約7万1000円)、60日分のごみを収集できる「クリーンベース(自動ごみ収集機)」付きが849ドル(約9万3000円)から。現在、アメリカ、カナダ、ヨーロッパで購入可能で、2022年中に他の主要地域でも販売を予定している。

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