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レビューを書きやすい機種と書きにくい機種は基本的にはっきりしていて、飛びます!明るい!以上!みたいな機種は書きやすいですね。3モードと5モードと2モードの3グループがあり、それぞれスイッチを20回押すとAからB~、3回点滅は充電70%で~みたいな機種は途中で窓から投げ捨てたくなります。が、そういう機種が増えているのは事実。EAGLETACもその流れにありますが、今回ご紹介するのは少し古めかしい仕様のライト。メインではなくバックアップコンセプトとして製品化してみました。

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メインライトに21700/18650機種を選ぶ場合、これらの機種は明らかにパワフルですが、重量もあり、光量も多く、最新機種ゆえの不意の不具合の不安も捨てきれません。高機能のため専用充電池になることも多く、インフラから切り離された時の脆さも抱えています。しかしそのバックアップとして単三×1のミニライトが成立するかというと、4トン車のバックアップに軽トラを用意するような不安感はあります。

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また別の想定として、例えば敵地に潜入するスナイパーは装備を捨てて脱出するためのE&Eキットを組みますが、その中にはハンドガン、ナイフ、ライト、コンパスなど最低限のものだけを入れます。その場合に選ばれる「ライト」は、豆粒のように小さいものではなく、一定のタフネスとパワーを備えつつ、軽量であるはずです。

今回はそういうイメージの「バックアップコンセプト」がテーマのライトとなっています。

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ベースモデルはD25C2。イーグルタックのD25シリーズの中でも、早期にカタログ落ちしたモデルです。その理由は明白で、リチウムイオン充電池の浸透、さらに18650から21700へと主流が移っていく中で、CR123A×2というのはちょっとストイックすぎたようです。しかし、直径21mmという細さは18650では実現することができないもの。ホルスターやポーチをつけられる場合はいいのですが、スーツや普段着の中に目立たないように入れておきたい時もあるはず。そういった目的にはこのD25C2の細さは役立つかと思います。

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それでも、最低限のアプグレードとして、2*CR123Aと16650の両対応が可能に。容量とサイズ、汎用性の兼ね合いから、一つのバランス点だと思います。電池の入手性が悪い環境では充電池で凌ぎ、CR123Aのストックも可能。ある瞬間にインフラから切り離されても1セル機の2.5~3倍ほどの活動時間が得られます。

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LEDは、小口径による集光性の低下をカバーするため、飛び系のOSRAM OSTER KWを選択。初期照度16000cdはこのサイズとしてはなかなかのもの。1000ルーメン~2000ルーメンクラスの小型ライトには撃ち負けない照度の高さがあります。さらに1時間以上にわたって10000cd以上を維持しますので、ある程度コトが長引いても残量の心配はありません。(バックアップとして選択できるサイズの中で)多少サイズを妥協して大型電池の機種を選んでも、10000cdオーバーを1時間維持できる機種はほとんど存在しない点にご注意ください。

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照射が鋭いことも特徴ですが、周辺光が薄めで、不要な光を撒き散らすリスクを抑えています。中心照度はもちろん、10000cd以上を維持する時間でもEDCL2TやE2DLU-AなどSUREFIREのE2系を上回る設定。多少タフなシチュエーションであっても、押し切れる活動時間を確保しています。

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ヘッドを緩めるとLOW – MED- HIGHが使えるのはD25シリーズのお約束。コンセプト的には一番暗いモードだけあればいいかなとも思いますが、汎用機をカスタムする上での制約ですし、実際のEDCにはマルチモードも好まれるでしょう。画像はLOWの約5ルーメン。なんとか歩ける明るさですが、これくらいだと離れた場所から見つかる危険は少なくなります。

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御託を並べてみても、最新の流行は大光量・大容量・高機能です。このカスタムライトが万人におすすめかというとNOですが、それほど変わったライトでもなく、それほど高価でもありません。気が向かれましたらぜひお試しください。気に入っていただければ幸いです。