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 東京五輪に難民選手団として参加する選手が27日記者会見し、困難を乗り越えて世界の舞台に立つ喜びを語り、世界各地の難民らに希望を届けるために全力を尽くすことを誓った。

 初めて難民選手団が結成された2016年リオデジャネイロ大会で旗手を務めた、陸上女子800メートルのナシケ・ロコニエンローズ(28)=南スーダン出身=は30日に出場を控える。奨学金などの支援が「自分たち難民選手を励まし、スポーツに打ち込める環境になった」と感謝。「厳しい環境下の難民に希望を与えるために来た」と話した。

 選手団は前回の4カ国10人から11カ国29人に増えた。