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アメリカの電気自動車メーカー、テスラの6月までの3か月間の決算は、世界全体での販売台数が20万台を超えるなど、好調な販売によって最終的な利益が過去最高になりました。

テスラが26日に発表したことし4月から先月までの決算によりますと、世界全体での販売台数は、前の年の同じ時期の2倍以上となる、20万1304台に増加しました。

この結果、売り上げは119億5800万ドル、日本円でおよそ1兆3200億円と、前の年のほぼ2倍になったほか、最終的な利益も11億4200万ドル、およそ1260億円と、前の年のほぼ11倍になりました。

最終利益は過去最高だということです。

販売の増加は、環境意識の高まりで電気自動車の需要が伸びていることが背景で、世界の自動車メーカーが打撃を受けている半導体不足についても、代わりの製品を調達するなどして影響を抑えたとしています。

テスラは、アメリカのテキサス州とドイツでもことし中に生産を開始する計画で、生産体制の強化で年間の販売台数を平均で50%のペースで伸ばしていくとしています。