本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。
【#愛用品 93:煎茶堂東京「透明急須」】
●起
偏見が含まれるかもしれないが、いわゆる「モノ」好きはスケルトンモデルが好きである。スケルトンモデルとは外装部に透明な樹脂を使って中の機構が見えるようにしたもので、多くは内部構造を解説するために用意する。たまに、限定品として発売されることがある。似たようなものにカットモデルがあるが、こちらは断面が見えるようにしたもの。どちらにしろ、中身を見るのが好きなのだ。
●承
メカニカルな製品でもなければ、スケルトンモデルでもないが、煎茶堂東京の「透明急須」もまた、中身が見える一品だ。別に中身が見える急須自体は珍しいものではない。ただ、このデザインと、使っているのが耐熱ガラスでなく樹脂なのに惚れて即買い。勤務の合間のティータイムを盛り上げてくれる。
●転
急須は収納に困ることが多い。棚の上の空間が空いてしまうし、取っ手と注ぎ口が場所をとってなかなかハマる置き場所を見つけられない。この透明急須は重ねられる形状でお皿感覚で使うことが可能。お皿感覚なので、とにかく洗いやすい。ブラシを突っ込んでゴシゴシという作業もいらないので。
●結
まだある。極厚の樹脂をつかっているから火傷の心配がないし、落として割れてしまうリスクもない。そして何より、中身が見えるのが嬉しい。茶葉がほぐれていく様子を見られるのは、ある種のエンターテイメント(天面は蒸気で水滴がつくので横からのアングルが◎)。価格は自分で使うにも、ちょっとした贈り物にも良い。いいことづくめだ。
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