テキサス州に拠点を置くハイパーカーメーカーHennessey Performanceは、6個の電気モーターと6個の駆動輪を組み合わせた6WD、最高出力2400馬力のEVグランドツアラー「Project Deep Space」に着手していると発表した。
Project Deep Spaceの全長は6メートルと長く、室内には4つのシートがダイヤモンド型に配置されている。中央に位置するドライバーシートの真後ろは、フルリクライニングする「VeryVIPシート」になる。大型のボディが、プライベートジェット級の豪華さと快適さを可能にする。
世界最速の加速を実現することをモットーとする同社にとって、タイヤのグリップは常に悩みの種だった。6輪とすることでタイヤの接地面積は、4輪車と比較して単純に1.5倍。この強力なトラクションにより、停止から時速200マイル(約320キロ)まで一気に加速する最速の4人乗り自動車になるだろうと、同社CEOのJohn Hennessey氏は語っている。
同社はShell Pennzoil や Delta Cosworthなどと協業し、電動パワートレインの開発を進める。2026年に生産を開始したいとしている。
本プロジェクトは同社が最近発表した10ヵ年計画の中の、3つの完全新規モデルのうち、1817馬力のハイパーカー「Venom F5」に続くプロダクトになる。予定価格はおよそ300万ドルで、生産台数は105台限定とのことだ。
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