東京オリンピック、ソフトボール日本代表がアメリカを2-0で破り、金メダル獲得です。
ソフトボール決勝の相手は宿命のライバル・アメリカ。世界ランク1位の絶対王者相手に、先発は39歳のエース・上野投手。1回の立ち上がり、いきなりランナー3塁のピンチ。投球がそれて、3塁ランナーがホームに突入しますが、タッチアウト。その後のピンチも三振でしのぎます。
今大会すでに300球を投げている上野投手は、先制点を許すまじと力投。4回、ようやく上野投手に援護点。2アウト1・3塁で9番・渥美選手が内野安打。日本が1点を先制します。5回には5番・藤田選手がタイムリーヒットを放ち、追加点を挙げます。
レジェンド・上野投手のピッチングは、回を追うごとに凄みを増し、5回までわずか1安打。無失点に封じ込めます。6回、2人目の後藤投手がランナー2人を背負うピンチ。ここはショート・渥美選手が好守、ダブルプレーでしのぎます。
そして最終回。上野投手が再びマウンドへ。最後のバッターをキャッチャーフライに打ち取り、2-0で勝利。2008年の北京大会以来、13年ぶりの金メダル獲得です。
「このマウンドに立つために13年間いろんな思いをしてここまでこれたので、投げられなくなるまで絶対に投げてやる、そういう思いで先発マウンドに立ちました。感無量です」(上野由岐子投手)