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「PayPay」を運営するPayPay(東京・千代田)は、3年間無料で提供してきた中小小売店向け決済手数料を2021年10月1日から有料化。一方、「楽天ペイ」を運営する楽天ペイメント(東京・港)は、これまで3.24%だった同様の手数料を1年間の期間限定で実質0円に引き下げた。この楽天ペイの決断を見て、競合するNTTドコモやKDDIも、22年9月末まで同じく手数料0円で追随する。こうしたコード決済事業者の動きにより、中小小売店の開拓は進むのか、はたまた事業者は成長できるのか──。特集第1回では、PayPayの狙いをまず読み解く。