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米CDC「一部地域では接種後も屋内はマスク着用を」 指針見直し

 感染力の強い、新型コロナのインド型変異ウイルス、デルタ株の広がりを受けて、アメリカのCDC=疾病対策センターは、一度は「着用しなくて良い」としたマスクについて、一部の地域では屋内での着用が必要だとする新たなガイドラインを発表しました。

 CDC=疾病対策センターは、今年5月に、ワクチンの接種を完了した人は「原則、マスクの着用は必要ない」とのガイドラインを示していましたが、デルタ株の感染拡大を受けて、これを見直しました。

 27日に発表されたガイドラインでは、特に感染者が増えている南部のミズーリ州やフロリダ州などでは、ワクチンの接種を完了していても「屋内ではマスクの着用が必要である」とされました。ただ、一度は「必要ない」とされたマスクに対する拒否感も根強く、どこまで着用が進むかは不透明です。

 感染が拡大している州はワクチンの接種率が低い地域でもあり、CDCは改めて接種を呼びかけました。また、CDCは、18歳以下の児童・生徒が通う学校では、教員も含めてマスクを着用するよう推奨しています。