新変異株「オミクロン株」 イギリスなどで確認 各国が水際対策強化
新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」がイギリスなどで新たに確認され、ジョンソン首相は水際対策などのさらなる強化を発表しました。
イギリス ジョンソン首相
「オミクロン株は感染が急速に拡大することに加え、2回ワクチンを接種した人の間でも感染しうるとみられる」
イギリスの東部と中部で「オミクロン株」への感染が確認されたとして、ジョンソン首相は27日、新たな規制を導入すると発表。▼全ての入国者に対してPCR検査を義務づけること、▼オミクロン株感染者の濃厚接触者はワクチン接種の有無にかかわらず10日間の隔離をすることなどが盛り込まれています。
南アフリカで感染が拡大した「オミクロン株」は、これまでにベルギーや香港などで確認されていましたが、ロイター通信によりますと、イタリアでも新たに感染者が確認されました。さらに、ドイツやオランダでも感染を疑われる例が発表されるなどしています。
アメリカ政府は、南アフリカを含むアフリカ南部の8つの国への渡航警戒レベルを最も厳しい「レベル4」の「渡航中止」に引き上げていて、各国が警戒感を強めています。