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 東京オリンピック・パラリンピックの大会組織委員会が先ほど、多くの会場で食品ロスがあったことを認め謝罪しました。

 24日放送の「報道特集」は、国立競技場の会場運営にあたるボランティアらのために用意されたおにぎりや弁当など、1日当たり数千食分が消費期限が切れる前に廃棄される様子を報じました。これについて、きょう大会組織委員会は、「多くの会場で食品ロスが生じていた」と事実を認め、謝罪しました。

 「複数の会場において、食料の余剰があった。職員はすべて消費するに至らず、それがフードロスの発生の一因となった」(大会組織委員会 高谷正哲スポークスパーソン)

 23日に開会式が行われた国立競技場では、およそ4000食の食品ロスが発生したということです。大会組織委員会は今週から、発注量の適正化を始めているとしていますが、食品ロスは、大会組織委員会がうたっている“持続可能性に配慮した食材の調達”に反する行動ではないかと批判が上がっています。