熱海土石流「盛り土」の土地元所有者らの関係先など警察が家宅捜索

　今年７月、静岡県熱海市で起きた土石流災害をめぐって、警察が土石流の起点にあった違法な盛り土の土地の元所有者らの関係先などで、きょう、家宅捜索に乗り出しました。

　警察が家宅捜索をしているのは▼元所有者が事実上、オーナーを務めていると見られている会社や▼盛り土が作られた土地の近くにある現所有者の関係先などです。

　今年７月に静岡県熱海市で起きた土石流災害では、これまでに２６人の死亡が確認され、いまだ１人が行方不明のままです。土石流災害の遺族らは、これまでに被害者の会を結成し▼盛り土をした元所有者を業務上過失致死の疑い▼現在の土地の所有者を重過失致死の疑いがあるとして刑事告訴しています。

　警察は今回の家宅捜索で、証拠品などを押収し捜査を進めたい考えと見られています。