もっと詳しく

 東急東横線の駅員が乗客の落とし物として届けられたICカードを落とし主になりすまして受け取り、残金などを着服していたことがわかりました。

 着服していたのは、東急東横線の中目黒駅に勤務する男性駅員(29)です。

 東急電鉄によりますと、今月22日、乗客からICカードのSuicaを紛失したと問い合わせがあり、確認したところ、すでに中目黒駅で返却処理されていました。社内で調べたところ、男性駅員が落とした乗客になりすましてカードを受け取り、入金されていたおよそ3000円を着服していたことがわかりました。

 この駅員はICカードのほかにも落とし物として届けられた現金を本人になりすまして受け取るなど同様の手口で70件近く、着服した総額は43万円にのぼるということです。男性は「カードの残金を駅で払い戻して現金化した」などと不正を認めているということです。

 東急電鉄では男性駅員について、「社内の規程に基づき厳正に処分する」としています。