和歌山県警巡査部長を傷害容疑で逮捕 「ドン・ファン」事件上京中か

　今年４月、東京・大田区の駅で通行人の女性ともみあいになりけがをさせたとして、和歌山県警の巡査部長の男が警視庁に逮捕されました。男はいわゆる「紀州のドンファン」事件の捜査で上京していたとみられています。

　傷害の疑いで逮捕されたのは、和歌山県警捜査１課巡査部長の讃岐真生容疑者（３５）です。捜査関係者によりますと、讃岐容疑者は今年４月、羽田空港近くの京浜急行「天空橋駅」で、通行人の女性ともみ合いになり、つかんで引きずるなどの暴行を加えて１週間のけがをさせた疑いがもたれています。２人の間に面識は無く、駅で何らかのトラブルになったものとみられます。

　讃岐容疑者は、当時、「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家の野崎幸助さんが殺害された事件の捜査で上京していたとみられています。警視庁はトラブルの原因などを詳しく調べています。