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新型コロナウイルスの感染者が急拡大する中、感染拡大と東京オリンピックの関連性について、大会組織委員会の広報責任者は28日の会見で「専門家がオープンなところで議論している」と述べるにとどめ、明言を避けました。

東京オリンピックが開催される中、都内では27日、過去最多となる2848人の感染が確認され、急拡大に歯止めがかかっていません。

こうした中、組織委員会の高谷正哲スポークスパーソンは28日の会見で、感染拡大と東京オリンピックの関連性について問われると「感染者の増加は心が痛むが、専門家がオープンなところで幅広く議論しているものと理解している」と述べるにとどめ、明言を避けました。

そのうえで「検査を繰り返し行っているほか、関係者の行動も制限しており、大会関係の感染者数は抑えられている。大会の選手も都民、国民の皆さまにとっても、安全で安心な大会になるようコミットしていく」と述べ、引き続き対策の徹底に取り組む考えを強調しました。

IOC 大会関係者起因の感染拡大の可能性に否定的考え

一方、IOC=国際オリンピック委員会のマーク・アダムス広報責任者は「大会の関係者と国民はバブル方式で隔離できている。関係者は2回のワクチン接種も受けているし、陽性率も低い」と述べ、大会の関係者を起因とした感染拡大の可能性については否定的な考えを示しました。