もっと詳しく

現在の日経平均株価や株式市場の状況と今後の見通しについて、アナリストの藤井英敏さんが鋭く分析! 先週末9月24日の日経平均株価は、前日比609.41円高の3万248.81円と3日ぶりに大幅反発し、3万円の大台を回復しました。終値で3万円台に乗せるのは9月17日以来、1週間ぶりのことでした。FOMC(連邦公開市場委員会)を受けて米国株が堅調に推移したことに加え、中国の恒大集団の債務問題に対する懸念がいったん後退したことで、買い戻しが加速した結果です。FOMC後の記者会見でパウエルFRB議長は、テーパリング開始決定について「早ければ11月の会合で委員会が条件に達したと決断するだろう」と述べました。日本では、政府が9月28日、現在19都道府県に発令中の「緊急事態宣言」や8県に出され緊急事態宣言に準じる「まん延防止等重点措置」の全面解除を専門家に諮問し、了承されました。