南アフリカなどを中心に感染が広がる新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」について、国立感染症研究所は国内で最も警戒度が高い「懸念される変異株」に指定したと発表しました。
「オミクロン株」は南アフリカを中心に感染が広がっている新たな変異ウイルスで、これまでのウイルスよりも感染力が高くなったり、ワクチンの効果に影響を与えたりする可能性が指摘されています。この「オミクロン株」について国立感染症研究所はきょう、国内で最も警戒度が高い「懸念される変異株」に指定しました。
厚生労働省は今後、国内の監視体制を強化し、陽性者が「オミクロン株」かどうかを確認するためのスクリーニング検査も始める方針です。国立感染症研究所によりますと、国内ではきのう時点で「オミクロン株」の感染者は確認されていないということです。