震災以来、久々の更新になってしまいましたが、引き続き Oakland の人達を紹介していきたいと思います。A.P.G. Crew (Action Packed Gangstas) は Mello-Mar を中心に J-Cut、Cold Comin’ Up、M.C. Red、DJ Red Slice などが所属するグループで、89年に Metro Records から1枚目のアルバムをリリース、91年には Yo! Records から2枚のアルバムをリリースしています。その後しばらくアルバムのリリースはなかったのですが、98年にカセット・テープのみ(たぶん)ですが、Metro Records から3枚目のアルバム(写真)がリリースされていたのを知った時は嬉しい驚きでした。このアルバムが渋めの G-Funk アルバムでなかなかイイんですよね。CD でのリリースがないのが残念です。その後も活動は続けていて06年には Big Boot Music (Mellotymemusic) というレーベルから Mello-Mar と A.P.G. の連名で1枚のアルバムをリリースしています。
写真は、3枚目の”See The Light”(1998年)です。このアルバムは Allen Blackwell がプローデュースを手掛けたアルバムで、グルーヴィーなファンクが中心の良盤だと思います。98年作ですが音的にはもう少し前(95年前後)の感じの音で、全体的にキャッチーな感じではないですが、渋めの G-Funk が好きな人にはオススメのアルバムだと思います。グルーヴィー・ファンク”See The Light”、”Bomb Of The Bay”、”Ghetto Child”、”O’Gees In the Game”、”Hard To Go Platinum”、”Hittin Time”、”Hittin You Again”、スロー・グルーヴ”Give Me A Light”、”Playa Hataz”、スロー・ファンク”Still Wanted By The Gov’t”など、良い曲が多いです。中では渋めのグルーヴィー・ファンク “See The Light”、”Ghetto Chile”、”O’Gees In The Game” やスロー・グルーヴ “Give Me A Light”、”Playa Hataz” あたりが特に好きです。1枚目は Allen Blackwell と Jimmy Robinson が中心に Taj Tilghman などがプロデュースを手掛けたアルバムで、アッパーからミドル・テンポのファンクが中心のアルバムです。89年作という事で音的には少し古い感じですが、初期の西の感じが好きな人には向いているかもしれません。中ではアッパーな”Listen To Me Brother”、”Everybody Just Dance”、ミドル・ファンク”Action Packed Gangstas”あたりが好きです。2枚目は Allen Blackwell と A.P.G. Crew がプロデュースを手掛けたアルバムで、こちらもアッパーからミドル・テンポのファンクが中心のアルバムです。91年作という事でやはり少し古い感じの音です。中ではミドル・ファンク”Talkin’ It To The Street”、”Outstanding”あたりが好きです。Mello-Mar と A.P.G. の連名のアルバムは Don Heit に G-Wiz などがプロデュースを手掛けたアルバムで、ミドル・テンポのバウンシーなファンクが中心のアルバムです。全体的に似た曲調が多いので少し単調な感じもしますが、好きな曲も収録しています。なかではミドル・ファンク”Still Packin’ With Action feat.Mony-Hall & Shug Nasty”、”Get Up feat.Shag Nasty”、”Watcha Goin’ Through feat.Tina C”、グルーヴィー・ファンク”Submerged In The Game feat.Tina C”あたりが好きです。
【Discography】
・On The Rise (1989)
・Oaktown’s Finest (1991) >Amazon.co.jp
・See The Light (1998)
・Mello-Mar, A.P.G. : Back In Action (2006) >Amazon.co.jp