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Gee-QueGee-Que も San Francisco を拠点に活動をしている人で、95年に Half Ounz Records というレーベルからカセット・テープで1枚目のアルバムをリリース後、96年に同レーベルから2枚目のアルバムをリリース、01年には Que 名義で Armed & Dangerous Records から3枚目のアルバムをリリースしています。1枚目のジャケットを見ると Sac Town の人達への表記があるので、もしかすると Sacrament 出身の人なのかもしれません。その関係で前回紹介の Sac-Sin との交流があるのかもしれませんね。Gee-Que も人脈的には Sac-Sin と同様に Les-G との関係が深く、3枚目のアルバムでは Les-G がプロデュース面で大きく貢献していますね。

写真は、2枚目の “Catch Me In The Wind”(1996年)です。このアルバムは1枚目に数曲追加してリリースされたアルバムで、Gee-Que 自身を中心に Bro. D がプロデュースを手掛け、ゲストには Tay-Da-Tay (of 11/5) に Picasso、Frisco Playas、Mumbles などが参加しています。音的にはミドルからスロー・テンポのファンクからグルーヴィーなファンクまで良曲の揃った好盤だと思います。中ではミドル・ファンク “It’s On”、グルーヴィー・ファンク “G’s Hustlas and Playas”、”Sucka Free City”、”A ‘G’ Swing”、”Sex Playin’ Hoes feat.Mumbles”、”Catch Me When The Wind Blows” あたりが好きです。中でもノリのイイ感じのグルーヴィー・ファンク “Sex Playin’ Hoes feat.Mumbles” は特に好きな1曲です。1枚目は全10曲(Intro と Outro を除くと8曲)収録のアルバムで2枚目に全て収録されています。ちなみにもともとカセット・テープでのリリースでしたが、数年前に CD での再発が出ていますね。3枚目は Gee-Que 自身と Les-G を中心に Black C (of RBL Posse) などがプロデュースを手掛けたアルバムで、ゲストには Hitman に Black C、JT The Bigga Figga、Les-G、Big Mac (Big Mack かな?)、Spice 1、Picasso などが参加しています。音的にはこちらもミドルからスロー・テンポのファンクからグルーヴィー、メローと良曲を収録の質の高い G-Funk アルバムだと思います。ミドル・ファンク “The Bounce feat.Big Mac & Les-G”、”All Odds”、”Ride Or Die feat.Lo-Lo & JT The Bigga Figga”、”Q&A”、スロー・グルーヴ “Smoke Session”、グルーヴィー・ファンク “Eyes On The Prize”、”Ready Made Nigga feat.Spice 1 & Black C”、”Call Me Daddy”、”Thug Wrong feat.Goines Boys”、”No One Can Save Me”、メロー・グルーヴ “Lets Play House”、”A Special Lady”、”One Day feat.Tha Squad” とイイ曲が多いです。中でも綺麗なメロー・グルーヴ “A Special Lady”、”One Day feat.Tha Squad” あたりは好きな人も多いと思います。

【Discography】
・Sucka Free City (1995) >Amazon.co.jp
・Catch Me In The Wind (1996) >Amazon.co.jp
・Questions & Answers (2001) >Amazon.co.jp