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今回は、スマートウォッチのレビューです。

ただ、今回レビューする「Rogbid Air」は普通のスマートウォッチではありません。

Wear OSなどのスマートウォッチ専用OSではなく、スマホと同じAndroidを搭載しており(つまりGoogle Playストアからアプリを入れられます)、カメラがついていて、nano SIMにも対応し、GPSや防水、心拍数計と血中酸素モニターもついて、さらに重量わずか54gとApple Watchとあまり変わらず、それでいて1万円以下です。ガジェット的にはワンダフルです。

常時表示非対応と厚めベゼルが残念ポイントではありますが、そこを許容できるのであれば、あるいはこの手のAndroidスマートウォッチを試しに使ってみたいという方であれば、かなり面白い一台です。

本機は現在Banggoodのこちらのページで、1GB/16GB版が9,374円、4GB/128GB版が16,405円でタイムセール中です。また、購入画面でクーポンコード「BGJPBF03」を入力すれば、送料分ほど安く購入できます。

実際に使ってみて、さすがに犠牲になっている部分もあります。後ほど見ていきますが、それらが許容できるものであればかなりの”買い”です。

ではRogbid Air、さっそく見ていきましょう!

スペックと外観

Rogbidおなじみの黒くて結構重厚感のある個装箱に入っています。

同梱物は、ウォッチ本体、ベルトは2種類、充電用USBケーブル、マニュアル、SIMスロット開閉用のプラスドライバー。(下の写真ではもう一本のベルトとドライバーを写し忘れました。のちほど見ていきます)

充電はマグネット装着タイプ。逆側はUSB-Aです。

スペックは下記の通り。

  • CPU:Spreadtrum 9832 + NRF52832
  • RAM:1GBまたは4GB
  • ストレージ:16GBまたは128GB
  • カメラ:5MP
  • OS:Android 9.1
  • ディスプレイ:1.75インチ(320×385)IPS
  • バッテリー容量:850mAh
  • 公称駆動時間:1~2日(スタンバイは7~10日)
  • 充電時間:約1.5時間
  • 防水:5ATM
  • センサー:加速度、心拍数
  • GPS:対応
  • SIM:nano SIM
  • Wi-Fi:対応
  • 対応バンド帯:
    • TDD LTE:B38(2600MHZ)、B39(1900)B40(2300)B41(2500)
    • FDD LTE:B1(2100)B2(1900)B3(1800)B5(850)B7(2600)
    • B8(900)B12(700)B17(700)B20(800)
    • WCDMA:B1(2100)B5(850)B2(1900)
    • GSM:B2(1900)、B3(1800)B5(850)B8(900)

1GB/16GBだとスマホでは使い物になりませんが、ヘビーに使わないスマートウォッチですと特に問題なく動きます。実際、今回レビューしたものは1GB/16GBモデルですが、普通に快適に使えています。

このタイプのスマートウォッチでは、カメラが2つついているようなものもありますが、さすがに要りません。

本機は1つだけなので、それも軽さに影響しているのでしょう。

また、防水やGPSにも対応しています。マップを見たりするには良いでしょう。

背面には、↓のように心拍数センサーがついています。右側に見えるピンが充電用端子です。

左腕に巻いて右側には、ボタンとスピーカーがついています。

逆側には、SIMスロット。ネジで止めるタイプ。

↓のように付属のドライバーで開けると、nano SIMスロットが出てきます。単純なプラスねじなので、もちろん汎用のドライバーでも開閉可能です。

バンドは2種類。シリコンのものとPUレザーのものが入っています。デフォルトではシリコンのものが装着されていますが、ちょっとチープ感があるので、PUレザーのものの方が良いでしょう。Apple Watchのような特殊なバンド留めではないので、時計店や家電量販店で購入できる一般的なウォッチバンドに付け替えることもできます。

重量はPUレザーの方のバンドを含めて約54g。Android搭載でカメラもついてSIMにも対応してこの重量はちょっと衝撃的です。

実際に使ってみる

はじめに、言語選択画面が出てきます。日本語を選択。

スマホを母艦として同期させたい場合は、専用アプリをインストールします。そのためのQRコードが表示されます。ただ、本機は単体で完結したスマホのようなものなので、母艦同期は必須ではありません。実際に、今回のレビューでは同期させずに使っています。

初期設定が完了すると、ウォッチフェイスが表示されます。上部にカメラが見えますね。ベゼルは厚めです。

長押しでウォッチフェイスを変更できるというのは一般的なスマートウォッチと同様。

上から下にスライドさせると、日時の他に、SIMやスマホ同期のステータス、バッテリー残量が表示されます。

そこから左にスワイプすると、おなじみの機能スイッチが出てきます。

もう一回左にスワイプすると、モード切り替えボタン。これは何かというと、nano SIMを挿入している場合に、モバイルデータ通信ONの状態か省電力モード(システムモード)かを切り替えられます。システムモードにしておけば、バッテリーの持ちが良くなります。

さらにもう一回左にスワイプすると、タスクキラーが出てきます。これをタップすれば、起動中のアプリを全部タスクキルしてくれます。

ウォッチフェイスに戻り、今度は右側にスワイプすると、通知やメッセージを読めます。

逆に左側にスワイプすると、アプリ一覧が表示されます。

プリインアプリは独自アイコンになっていますが、たとえば地図のアイコンをタップするとGoogle Mapsです。

GマークだとGoogle Discover。

歯車アイコンは設定です。

↓のように、Android 9.1がインストールされていることが確認できます。

また、ディスプレイや音、ストレージの設定などは、おなじみAndroidのもの。ただし、開くと中身はウォッチに最適化されています。

Google Playストアもこの通り。

カメラはフロントのみです。カメラアプリは↓のようにシンプル。

最後、上にスワイプすると、おなじみ生体情報系が表示されます。

そこから左右スワイプすると、音楽プレーヤーなども表示されます。

以上、1GB RAMモデルですが、操作感はあまりストレスに感じませんでした。もちろん何をやるかに依りますが、基本的なスマートウォッチ系機能を使っている分には、動きに問題はありません。

使っていて良かった点

数日使っていたのですが、バッテリーの持ちは思ったほど悪くありません。

モバイルデータ通信やたくさんのアプリを使わなければ1日以上持ちますし、スタンバイ状態ですと数日は持ちます。

ただし、GPSや通信機能、アプリをそれなりに使えば、1日持たないです。

ディスプレイの表示品質も悪くありません。スマートウォッチによくある暗くて見づらいということもなく、発色も悪くなくクリアです。

何より、54gというかなりの軽量ボディが、時計としての使い勝手を高めてくれています。

いまいちだった点

こちらもいくつかあります。

まずはベゼルが厚い点。昨今のスマートウォッチは、スマホと同様にベゼルがどんどん狭くなっていっていますので、フロントカメラ搭載とはいえ初代Apple Watchくらいのベゼルがある本機は、そのぶん野暮ったく見えます。

充電のケーブルはマグネット装着されていますが、磁力が弱く、外れやすいです。ポゴピンタイプに共通のデメリットではありますが、そこは気になります。

あと、最大のデメリットは常時表示に対応しておらず、また腕を動かした時の自動アンロックも非対応である点。

スマホと同じく、ロック画面からの復帰には右側面のボタンを押す必要があります。

そこを許容できるかどうかですね。

バランスよくコスパよくできた一台

以上、「Rogbid Air」を見てきました。

やはり1万円切りで、Androidとnano SIMとカメラとGPSと防水がついて、さらに54gというのはかなりインパクトあるコスパです。

常時表示非対応が残念ポイントではありますが、そこを許容できるのであれば、あるいはこの手のAndroidスマートウォッチを試しに使ってみたいという方であれば、かなり面白い一台といえます。

本機は現在Banggoodのこちらのページで、1GB/16GB版が9,374円、4GB/128GB版が16,405円でタイムセール中です。また、購入画面でクーポンコード「BGJPBF03」を入力すれば、送料分ほど安く購入できます。

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