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 【ワシントン=塩原永久】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が27日の講演で、量的金融緩和策を年内に縮小させる可能性を示唆した。新型コロナウイルス変異株(デルタ株)が猛威を振るうが、物価が急伸する景気過熱の兆候を考慮し、金融政策の引き締め方向への転換に布石を打った。ただ、緩和縮小の具体的な計画公表は先送りし、次回9月の金融政策会合に焦点が移った。