「多くの産業が大変革期に差し掛かっている。自動車の場合は電動化や自動運転に向けた動きが本格化しつつある。エンジンからモーターやバッテリーなどに主要な部分がシフトするとみられ、これに伴う新たな測定・分析分野が増えつつある。一方、これまでの抜き取り検査から全数検査をにらんだ投資も増加している。そうした新しい動きはさまざまな分野で進む。短期的には半導体不足や資材高騰などが心配されるが、中長期的には大変革期をチャンスととらえ、産業の発展に貢献したい」 【プロフィル】吉田均(よしだ・ひとし) 明大工卒。昭和58年、東京精密入社。計測社執行役員、同執行役員常務、取締役などを経て平成19年計測社執行役員…