立憲民主党は30日に東京都内で開く臨時党大会で代表選を行い、新代表を選出する。読売新聞社による党所属国会議員の支持動向調査では、泉健太政調会長(47)が約3割にあたる41人の支持を固め、リードする。小川淳也・元総務政務官(50)、逢坂誠二・元総務政務官(62)、西村智奈美・元厚生労働副大臣(54)の3氏が20人台で追う展開だ。
地方議員、党員・協力党員(サポーターズ)の票を合わせても、1回目の投票では、どの候補も過半数に届かず、上位2人の決選投票となる公算が大きい。
支持動向調査は28日までに、衆参両院の同党国会議員140人(衆院96人、参院44人)の意向を聞き取りなどで確認した。1人2ポイントを持つ国会議員(計280ポイント)では泉氏が82ポイント、小川氏が54ポイント、逢坂氏が48ポイント、西村氏も48ポイントと続く。24人の議員が態度を明らかにしていない。
1回目の投票は計572ポイントで争われ、国会議員票のほか、来夏の参院選公認候補予定者が6ポイントを持つ。地方議員票の143ポイント、党員・サポーターズの143ポイントはドント方式で換算される。
決選投票は、国会議員140人が各2ポイント、参院選公認候補予定者6人と47都道府県の代表者が各1ポイントの計333ポイントで争われる。
4氏の陣営は、態度未定の国会議員への働きかけを強めるとともに、29日が投票締め切りの地方議員、党員・サポーターズにもインターネットやSNSなどで支持を呼びかけている。