元ソフトボール日本代表監督で、世界野球ソフトボール連盟理事、日本ソフトボール協会副会長を務める宇津木妙子さん(68)が27日、テレビ朝日で生中継された日本―米国の決勝戦で解説を担当。08年北京大会以来13年越しの連続金メダルが決まると、13年前と同じく解説者席で歓喜の絶叫をとどろかせ、選手たちと同様に日本中を感動させた。
宇津木さんは日本代表監督時代、現在もエースの上野由岐子(39)らを擁し、04年アテネ大会で銅メダルを獲得。4年後の北京大会は解説者としてこの日と同じ米国との決勝戦で解説を務め、金メダルが決まると解説者の立場を一瞬忘れて歓喜の大絶叫となった。13年越しの金メダルがかかったこの日はラストの7回に入ると「焦るなぁ〜、焦るなぁ〜」「ゆっくりぃ〜、ゆっくりぃ〜」と元監督というより完全に“親目線”。グラウンドの選手たちに念を送り続けた。
そして勝利が決まると、13年前と同じく言葉にならない大絶叫。「よくやった…。あぁ…。やった、やった…。あぁ、よくやった…。みんなよくやったホントに…。頑張ったな…。よくやったな…」と声を震わせ、鼻をすすった。涙を流すエース上野ら選手たちもひとしきり喜んだ後、解説者席に宇津木さんを見つけると笑顔で手を振り、改めて連続金メダルを報告。再び解説者の立場を一瞬忘れた宇津木さんは大声で「お〜い!よくやった!!ありがと〜うっ!!!いいぞぉ〜!よく頑張ったぁ〜!」と選手たちに向かって声を張り上げた。
13年前を思い出させる宇津木さんの絶叫にネットも感動。ツイッターには「解説の宇津木さんも一緒に戦ってるみたいで勝った瞬間もらい泣きでした」「解説の宇津木さんの声に泣けてくる」「宇津木妙子さんの親目線な解説も良かったー」「宇津木さん、素敵な解説をありがとうございます!」「宇津木さんの放送席からの選手への労いの叫びも最高でしたたまらん」などと感激の声が相次いだ。