俳優の渡辺徹(60)が28日放送の文化放送「くにまるジャパン 極」(月〜金曜前9・00)にゲスト出演。大動脈弁狭窄(きょうさく)症で入院中、「アナフィラキシーショック」を起こしていたことを初告白した。
4月に気管支炎を患い入院し、治療中の検査で大動脈弁狭窄症が発覚した。心臓から血液の出口である大動脈の弁が硬くなって開きにくくなり、息切れ、胸痛などの症状が出る病気。医師から手術を勧められたという。
同月下旬に受けた手術は「TAVI」(タビ)と呼ばれる方法だったといい、「最先端の技術を持ってらっしゃる先生と出会った。メスで体を切ることも無く。心臓の所に弁を付けて帰ってくる、それで終わりなんですよ」と説明。早期の退院を予定していたそうで、「手術も1、2時間で終わって、順調なら2日後には退院できるものでした」と語った。
渡辺は「初めてマスコミの場で言うんですけども」と前置き。「手術の前、胃の粘膜を焼いた際に、それを手当てしなきゃいけない。その関係の薬で(体にアレルギー反応が生じる)アナフィラキシーショックを起こしちゃったんです」と打ち明けた。スタジオに驚きの声が響く中、「意識が低下して血圧が下がって、呼吸が下がって。病院ですから、すぐに処置をしてくれて事なきを得たんですけども」と振り返った。
アナフィラキシーショックを起こすと「体にダメージがある」とし、「完全に回復してから心臓を触りたいということで、この期間が長い入院になっちゃったんです」。トータルで「2カ月」ほど入院した。コロナ禍で家族の面会も制限されていた。「2カ月間、人生で初めて無言との戦い。テレビ見て頑張って『面白くないよ!』ってツッコんでいた」と話していた。