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Shopifyは、認定を受けた売り手がNFT(非代替性トークン)を同プラットフォーム経由で販売することを可能にした。これはeコマースの売り手にまったく新しい世界を提供することになる。

米国時間7月26日、NBAのシカゴ・ブルズは、NBAのチャンピオンリングのデジタルアートを含む、初のNFTの販売をShopifyのオンラインストアで開始した。ブルズファンは、NFTマーケットプレイスに行かなくても、チームのオンラインストアで、クレジットカードやデビットカードを使って直接デジタルアートを購入することができる。Shopifyのマーチャントサービス担当副社長であるKaz Nejatian(カズ・ネジャティアン)氏によると、NBAチームは販売開始初日に、わずか90秒でNFTを完売したという。

彼は「これまでもクレジットカードでNFTを購入することはできましたが、正直なところShopify以外での場所でのNFT購入体験は、誰にとってもすばらしいものではありませんでした」とTechCrunchに語った。「だからこそ、このサービスを行うことにしたのです。売り手も買い手も、気になるものを売買するために、暗号資産を扱う必要はないのです」。

また、消費者がNFTを購入する際に多くの選択肢が与えられることになる。特に暗号資産に精通していない人にとって恩恵が大きい。

売り手がShopifyのストアフロントで直接NFTを販売できるようにすることで、NFTを販売したい売り手のアクセスが増えているのだという。また、ネジャティアン氏は、いずれは製品や顧客層に応じて、どのブロックチェーンで販売するかを選択できるようになるだろうという。これはShopifyが複数のブロックチェーンに対応しているからだ。

さらに彼は「これとは対照的に、売り手が他のNFTマーケットプレイスで販売したい場合は、そのマーケットプレイスがサポートするブロックチェーンに基づいて選択を行う必要があるのです」と付け加えた。

たとえばシカゴ・ブルズは、自身のNFTにはFlow(フロー)ブロックチェーンを採用した。現段階では、Shopifyの売り手は、FlowとEthereum(イーサリアム)から選択することができるが、近いうちに「Shopify上で他のブロックチェーンを選択できるようになるでしょう」とネジャティアン氏はいう。

加盟店から「NFTを販売できるようにして欲しい」という要望が出されて、またクリエイターやアーティストにプロとして成長するための新たな場を提供したいという思いも、この動きを後押しした。

彼はさらに「多くのクリエイターは、すでにファンにNFTを販売する価値を見出していますが、私たちはクリエイターと買い手の間の摩擦を取り除き、作品のより良い収益化と、ファンたちとのより良い関係が可能になるようにします」と付け加えた。「私たちは、ファンがブランドとの有意義なつながりを感じ、NFTがオンラインでの売買の一部になるような世界を切り開いていきます」。

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カテゴリー:ブロックチェーン
タグ:ShopifyNFT

画像クレジット:The Chicago Bulls

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(文: Mary Ann Azevedo、翻訳:sako)