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 「過去の資料を整理することは未来のゲーム開発につながる」。ゲーム大手のスクウェア・エニックスで人工知能(AI)を研究し「ゲームAI」の第一人者として知られる三宅陽一郎さんらが、ゲーム開発者会議「CEDEC2021」で過去の資料をデータ化するなどして管理する新プロジェクト「SAVE」について、仕事の足跡を残す重要性を訴えた。同社は1980年代に設立したスクウェアとエニックスが2003年に合併してできた会社で、「スペースインベーダー」で知られる子会社のタイトーの資料も含めると約70年の歴史がある。それでも「資料を資産に」をスローガンに取り組むことで、開発者以外の職種にも良い影響が期待できるという…